1599-1606年に建てられた、フィリピン石造建築の中で最も古い教会のひとつです。1675年からの7回にわたる地震や第2次世界大戦の爆撃にも耐え、そのままの姿で残っています。教会はバロック風のインテリアで、パリから取り寄せられたシャンデリア、イタリア人アーティストによる壁画や祭壇を見ることができます。

フィリピンの英雄ホセ・リザールが投獄されていた場所で、城壁都市内で最も重要な場所です。また、第2次世界大戦中に日本軍が占領していた時に、フィリピン人が命を失った場所で、残酷にも地下の水面下牢獄に閉じ込め水死させた残酷な歴史も持っています。

イントラムロスとは、スペイン語で「壁にか囲まれた街」という意味で、16世紀、スペイン人初代総督レガスピがフィリピン統治の本拠地として建設した城塞跡で、マニラの原型ともいえます。また、イントラムロス内は、スペイン時代の影響が保たれている地域です。

マニラ・カトリック大司教が本拠を置き、マニラで最も重要な教会とされています。最初の建造は1581年でしたが、たび重なる天災や戦争などで破壊と再建を繰り返しています。現在の建物は、バチカンの援助を受けて1958年に再建された6代目。サイド・チャペルのモザイクやフィリピン最大のパイプオルガンも必見です。

反植民地主義を掲げるフィリピンの偉大なる文化人、活動家であるホセ・リサールの名にちなんで付けられたこの公園では、たくさんある文化博物館で学んだり、日本庭園や中国庭園を散策したりできます。